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東京長高会メールマガジン2010 / 9月号 ★★★★☆ 東京長高会は関東在住の長野高校出身者による交流の場です。同窓生 の交流・親睦のため定期的に講演会を企画し、メルマガを配信しています。
【秋の講演会・学年幹事会のご案内と
会員便り】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? 今月に行われる秋の講演会と学年幹事会のご案内、会員の 榎本功子様からよせられた会員便り「スマトラ紀行」をお届けします。 北原 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 秋の講演会のご案内
【2】 学年幹事会のご案内
【3】 会員便り 「スマトラ紀行」 榎本
功子 様 (高校24回)
【4】 12月 総会・講演会・懇親会の予定
【5】 後記
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【1】 秋の講演会・懇親会のご案内
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東京長高会 2010年「秋の講演会・懇親会」のご案内
この度は、秋の講演会を下記の通りご案内申し上げます。お知り合いの
ご同窓もお誘い合わせの上、多数のご参加をお待ちしております。
東京長高会会長 田中信義
日 時:2010年9月17日(金)18時〜
(受付開始:17時30分より)
会 場:コートヤード・マリオット 銀座東武ホテル
会 費: 7,000円(含む懇親会費、事務費)
(昨年まで行っていた虎ノ門パストラルは閉館しました。会場を間違え
ないようお願いします)
講演会:
2階 桜Bの間 18時〜19時30分
◆
講 演:18時〜19時
<演者>
小林 秀明 様(高校16回) 迎賓館館長 前駐タイ王国大使
「激動のタイ情勢と日本・タイ関係―両国の皇室・王室の交流など」
東京大学卒、外務省入省。2001年外務省儀典長。2002年宮内庁
東宮侍従長。2005年11月より2008年9月まで駐タイ王国大使として
ご活躍されました。まさにタクシン政権崩壊に繋がる2006年9月の
クーデターの勃発など、激動するタイ政治を現地最前線でご体験され
ています。著書には新刊「クーデターとタイ政治−日本大使の1035日−」
などがあります。
◆
話題提供:19時〜19時30分
<演者>
小原 知子 様 (高校45回)
信州琳花プロジェクト推進ネットワーク事務局長
「食から考える地域活性化〜琳花プロジェクトの試み」
慶應義塾大学卒。2008年から慶應義塾大学(DMC機構、SFC研究所)
にて研究員を務める傍らで、2009年に「信州琳花プロジェクト推進ネットワーク」
を立ち上げました。「協働ブランドづくり」や「食育」などのプロジェクト推進、
さらに「地域人材育成」など活動が広がりつつあります。
懇親会: 2階 桜Aの間 19時30分〜21時
*参加を希望される方は、各学年幹事または事務局までご連絡ください。
東京長高会事務局 E-mail: info@tokyo-choukou.com
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【2】秋の学年幹事会のご案内
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東京長高会 秋の学年幹事会のご案内
秋の学年幹事会を下記の通り開催いたしますので、ご多忙とは存じますが、
万事お繰り合わせの上ご出席いただけますようお願い申し上げます。
尚、学年幹事会終了後、秋の講演会と懇親会が開催されますので合わせて
ご参加のほどお願い申し上げます。
東京長高会幹事長
近藤英一
記
日 時:2010年9月17日(金) 17時20分から (受付開始17時)
会 場:コートヤード・マリオット 銀座東武ホテル 2階 桜Bの間
(中央区銀座6-14-10 Tel:03-3546-0111 HP: http://www.tobuhotel.co.jp/ginza/)
議 題:
1.総会の件 12月11日(土)講演会・総会・懇親会の概要
会場: 銀座東武ホテル 講演会:14時〜 総会/懇親会:16時〜
2.総会議題について
2010年度 活動・会計報告
2011年度 活動・会計計画
3.その他
参 加: 直接会場にお越しください。学年幹事会への出欠のご連絡は
特に必要ございません。 18時から同会場で秋の講演会を行い
ますので、ご出席の場合は「出席者連絡表」などでご連絡ください。
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【3】
会員便り
「スマトラ紀行」 榎本
功子 様 (高校24回)
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インドネシアへ 今年に入ってから、知り合いの人たちから「インドネシアにコーヒー園を持ちたい」と いう話が出て、私はプロジェクトリーダーとしてコーヒー園の調査に出かけることになっ た。7月1日、シンガポールへ飛んだ。1泊して翌日の朝早くフェリーでBatam(バタム) 島へ。 シンガポールから50分ぐらいでインドネシアの島Batamに到着。今回ガイド役をして くれることになっていた知り合いのインドネシア人アミルさんに会った。その後私たちは お昼頃の飛行機でスマトラ島のPading(パダン)へ飛んだ。Batamの滞在時間はわずか4 時間だった。 Pading(パダン)の空港では、運転手付きレンタカーとアミルさんの奥さん、娘さん、お じさんが出迎えてくれた。 私たちはまず、コーヒー豆を集めている集荷場を見に行った。中国系インドネシア人女 性の経営者に倉庫を見せてもらった。コーヒー豆のカラを取り除きいわゆる「生豆」の状 態にするような大きな機械が動いていた。 生豆になったコーヒー豆は、スコップを持った男たちに、コーヒーの袋に詰められてい く。コーヒは世界中共通の、1袋60Kgという袋単位で数えられる。そこの集荷場では65Kg の生豆を詰めると言っていた。日数がたってから乾燥すると目方が減るので少し多めに入 れるらしい。そこの経営者の女性の話では、そこに集められるコーヒーには5つのランク があって、私たちが見たコーヒーは、最下位の5番目のランクのもの。それらはマレーシ アに輸出されるとのこと。もう少し上のランクの豆はシンガポールに輸出されると説明し てくれた。 そのあと4〜5時間かけて車を走らせ、スマトラ島の軽井沢のようなところ、 Bukittinggi(ブキティンギ) まで行った。私たちはブキティンギに宿泊することになり、 そこでホテルを探した。7月の夏休み期間だったので、ステキな高いホテルは満杯。おじ さんがホテルのフロントに行き、聞いてみてもなかなか部屋が空いていなくて、決まらな い。4軒目に入った3流のホテルに空き部屋があり一行はそこに宿泊することになった。 ブキティンギは暑いスマトラの中では意外なほど1年中涼しいところで、クーラーがい らない。3流ホテルには当然クーラーは無く、窓を開けていた。 おじさんが「ここにはグランドキャニオンがあるよ。小さなグランドキャニオンで本当 に素晴らしいよ。近くだから明日の朝行ってみよう。」と言うので私は行ってみようかな、 と思った。 その日は午後4時ごろ昼食をとったので夜8時ごろになってから、みんながお腹がすい たと言い出した。そこで私と奥さんと娘さんと運転手は車で買い出しに出かけた。観光地 なので夜もにぎやかで、インドネシアのナシゴレン(焼き飯)などを売る屋台が出ていた。 商店街を車で一回りし、入り口でナシゴレンをテイクアウトしている店に入った。ナシ ゴレンなどオーダーして、作ってもらっている間に私たちは店の中のイスにすわった。ち ょうど、サッカーワールドカップをやっている時で、店の中の人たちは夢中でテレビを見 ていた。ゴールが決まると大歓声を上げていた。チラッとみたら戦っているのはもちろん インドネシアではなかった。どこの国を応援していたのだろう。 出来上がった料理を持ってホテルに戻り、1部屋に集まって食べた。 疲れた私は一足先に、自分の部屋に戻った。アミルさんたちはその後お祈りをしたらし い。 眠ってから大分たった頃、なんだか外が騒がしい。酔っ払っているおじさんが歌ってい るのかな、音痴だなあ、うるさいなあ、とだんだんに目覚めていったら、それは、外のス ピーカーから流れるコーランの声だった。朝っぱらからなんと迷惑な。 スマトラの人たちはほとんどがイスラム教徒。案内してくれたアミルさん一家もイスラ ム教徒。 あとで聞いた話だとアミルさんは、色々な事業に手を出し、失敗すると「神の思し召し」と 言ってお祈りをするということで、自分が悪いとは言わずに、お祈りが足りなかったと思うら しい。なんと言うことだろう。とてもいい人だけれど、かなりいいかげんというか、なんとい うか。インドネシア人らしい。ちなみにアミルさんの本業は公務員。 コーランは暗いうちに始まって明るくなる頃に静かに終わっていた。すっかりと目が覚めて しまった私は、みんなが起きるのを待って、散歩に誘った。グランドキャニオンとやらを見た かったのだ。 ホテルから歩くこと5分。グランドキャニオンの入り口にたどり着き、入場料を払った。 小さなグランドキャニオンはどうだろう、おじさんのビッグマウスか、とも思ったのだが、意 に反して、素晴らしい景色が目に飛び込んできた。山と山の間に谷があり、山が削れて山肌が 見え、川が蛇行して流れていた。見学するところは公園のようになっていて、同じ敷地の中に、 戦争中に作った防空壕のようなトンネルがあった。Japanese Tunnel と書いてあった。 かなり下の方まで階段がありその先は見えないくらいだった。下に降りてもいいらしいが、 上がってくるのに疲れそうなので誰も降りてはいかなかった。戦争中に日本人が掘ったものら しい。 スマトラ島は、島と言っても日本の本州よりも大きな島で、火山がとても多い。我々は車で、 ゆるゆると長い山道を登ってきたような感じだった。ぐるっと見回すと360度いくつかの山々 が見える。ちょうど長野で周りの山々を眺めているような感じだった。 このスマトラには、「NAGOYA」という地名がある。第2次世界大戦の頃、そこには名古屋出身 の人がたくさん住んでいたようで、地名をNAGHOYAとつけたらしい。 スマトラは、広かった。山がたくさんあった。昔の日本のような感じもした。 ああ、でも宗教にはまいった。 コーランは毎朝流れるし、トイレに行くと横にお祈りの場所がある。 女性はトイレの中で太ももぐらいまで洗って清めてからお祈りをするらしい。だからトイレ の床も便座もびしょびしょ。私はトイレに入るたびに、濡れた床と便座になんだか腹が立って しまった。日本は無宗教と言われるけれど、本当にその通りだと思った。宗教には誰も逆らえ ない。宗教の違いで戦争が起きる。ささやかな体験からでも宗教の違いが大きな問題になるこ とが、よくわかった。 私はこのあとスマトラからジャカルタ経由でバリ島へ渡った。バリ島でもコーヒー園調査を して、帰国の途についた。 まだまだコーヒー農園については、要調査。また10月に行く予定にしている。 この次はもっと南の山の方のコーヒー園に行ってみようと思う。 いいかげんな性格で、人のいいアミルさんの案内で。
<今回、長野から遠く離れたスマトラについて書かせて頂きました。私の父は戦争中インドネシ アのセレベス島(現スラウェシ島)にいたということです。通信兵だったので山の中で比較的安 全に暮らしていたようです。機会があったらセレベスにも行ってみたいと思います。> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】 総会のご案内
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12月11日(土)に東京長高会総会が開催されます。
会場: コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
14時〜 講演会 16時〜 総会/懇親会
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【5】 後記
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今月号の学年便り、学友便りはお休みします。
皆様からの御寄稿をお待ちしています。
今年の夏は記録的な猛暑でした。秋の講演会が9月17日(金)に
行われますが、その頃には秋の気配があることでしょう。多くの会員の
皆様の御参加をお待ちしています。
北原
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□ 発行人 田中信義 東京長高会会長
□ 編集人 近藤英一 榎本功子 植田啓 北村秀史 山田和彦
中澤公孝 篠原
徹 小林 淳 北原俊彦(東京長高会幹事)
□ お問合せ 東京長高会事務局
〒224-0032
横浜市都筑区茅ケ崎中央24-3
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TEL&FAX: 045-944-2041
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