令和3年12月5日(日)、東京長高金鵄会総会・講演会が開催されました。本会は新型コロナウイルスの影響で一時中断を余儀なくされていましたが、今年度からはWeb開催により再開し、2度目となる今回も120名を超える参加者が集まり、盛会となりました。
総会では、3期6年にわたり会をご牽引いただいた柄澤康喜前会長(高21回)から、山内雅喜新会長(高31回)にバトンが引き継がれました。幹事団には高62回の若手も加わり、総勢15名の幹事団が山内新会長の元で一層の発展を図っていく体制となりました。
また、今回の講演会は加藤久雄前長野市長(高13回)をお迎えし、山内新会長、柄澤前会長の御三方による「鼎談」という新しいスタイルで執り行われました。行政・企業のトップを務められている御三方の懐かしの高校時代の思い出から、高校卒業後、大学進学、就職、そしてトップに上り詰めるまでの、普段は聞くことのできない様々なエピソードをご披露いただきました。ファシリテーターの和田照子氏(高40回)のプロ顔負けの進行、Web会議専用スタジオからの中継により、さながらビジネス番組のようなクオリティで聴講者の高い満足を得ることができました。
鼎談の中で、加藤前長野市長が行政トップとして新型コロナ対応に奔走されている中、「新型コロナによって、様々な行政サービス・イベントが中止を余儀なくされている。しかし、止めるのは簡単。やることの意義をきちんと見直し、やるべきことはやれ!」と職員に檄を飛ばした、とのお話が印象的でした。新型コロナ禍において、卒業生の集い自体、存続が危ぶまれているケースもあります。会の開催にはエネルギーもかかり、コロナの制約もあり、企画するのも参加するのも億劫になってしまう、ということもあると思います。しかしながら、方々で活躍する先輩・後輩・同期と語り合い、刺激しあい、長野高校を卒業したことの誇りを感じ、明日への活力に繋げられる、同窓会とはそういうものであり、本会にはその意義があり余る、お話を伺いながらそのように確信する会となりました。
52回 加藤 壮氏の「日新鐘」へのご寄稿です。